2010年10月

「私と猫」に萩尾先生のインタビューが掲載

10月27日発売の「私と猫」に萩尾先生のインタビューがに収録されています。去年「猫びより」という雑誌に掲載されたものです。

誌面の方は萩尾先生宅でのインタビューがカラーで6ページも掲載されていました。レオくん、タマ姫様、スズ姫、ココア、天使、舞子の写真を中心に、「レオくん」を書くきっかけのお話などをされていました。書籍の方は未確認ですが、どうでしょうか?ごらんになった方がいらしたら、情報をください。

「私と猫」日本出版社 2010.10.27 ISBN978-4-798-41059-3

2010.10.31 11:37 | インタビュー・対談

「縄文×Tシャツアート展」に萩尾先生が出品

縄文Tシャツラフォーレ原宿に行ってきました。東北新幹線新青森駅開業を記念したイベント「とことん青森 MAX in 原宿・表参道」で原宿が青森祭りになってました。

今回の「縄文×Tシャツアート展」は "jomonism" というアート集団が企画して青森県が主催したものです。 "jomonism" は縄文文化に触発されたアートムーブメントを起こすことを目ざす、若手アーティスト・クリエイターの団体です。三内丸山はじめ県内遺跡群の世界遺産登録を目ざす青森県が主催して、このjomonismを中心とした縄文のTシャツアート展を開催することになり、「ゆきのまち幻想文学賞」で青森県にゆかりのある萩尾先生も出品された、というのが概略のようです。

Tシャツは60名を越えるゲストアーティストのTシャツと、夏に開催されたTシャツコンテストの受賞作品などが並び、会場では投票も行われていました。

展示されていた萩尾先生のTシャツに添えられていたコメントです。


萩尾さんは「ゆきのまち幻想文学賞」授賞式出席のために毎年青森を訪れ、三内丸山遺跡を何度も見学されています。2009年出版のコミックエッセイ集『夢見るビーズ物語』(ポプラ社)の中にも三内丸山が登場。強い思い入れがイラストとともに描かれています。


縄文×Tシャツアート展チラシそして、Webサイトにもチラシにも一言も「販売している」などと書かれていないのですが、Tシャツは販売されています。3,700円でした。

日時:2010年10月26日(火)~31日(日) 11:00~19:00(最終日のみ18:00終了)
場所:ラフォーレミュージアム原宿
公式サイト:http://www.lapnet.jp/event/event_l101026/

2010.10.28 17:06 | イベント

手塚治虫「虹のプレリュード」豪華版にコミックエッセイを寄稿

虹のプレリュード手塚治虫の「虹のプレリュード」は『週刊少女コミック』に1975年41号から44号まで4回に分けて連載された作品です。19世紀、ロシア圧制下のポーランドはワルシャワを舞台に、若者達の革命と音楽への情熱、恋愛模様を描いた作品で、若き日のショパンが登場します。

2010年はショパン生誕200年の年です。ショパンの命日10月17日頃ということで、2010年10月15日に小学館からCDつきで豪華な保存版が発売されました。この作品に萩尾先生がコミックエッセイを寄稿されています。4ページ、本編から発想された別バージョンということで、自ら「妄想バージョン」と名付けられています。

本編を読まないとおもしろさがわかりませんのでまずは手塚作品を。コミックエッセイは本編からシームレスなので、ちょっとびっくりします。「ドラゴン・タトゥーの女」のようなパンクロック系の腐女子って...怖すぎです...。


本書には池田理代子先生、竹宮惠子先生も寄稿されています。お二人は過去の作品のカットと文章です。ひょっとしたら萩尾先生も、出版社からの依頼は文章のエッセイだったのだけど、ご自分からコミックにされとのかも...と思いました。それくらい楽しそうに描かれているのです。

余談ですが、「オルフェウスの窓」の第一部、イザークの指は本当に大きくて、ピアノを弾いてる感じがしてよかったなーと感慨深いものがありました。


手塚治虫「虹のプレリュード」 小学館 2010.10.20 3,619円
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2010.10.19 21:42 | コミックエッセイ

森博嗣「トーマの心臓 Lost heart for Thoma」ノベルズ版

トーマの心臓 Lost heart for Thoma2010年10月6日、森博嗣がノベライズした「トーマの心臓 Lost heart for Thoma」が、講談社ノベルスより発売されました。

2009年7月29日に発売された単行本「トーマの心臓 Lost heart for Thoma」を新書版にしたものですが、新たに描きおろしイラストが収録されていますので、見逃せません。

表紙も新しいもののようです。これはオスカーですか。

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小説「トーマの心臓」新書サイズに、描き下ろしイラストも(コミック・ナタリー)

2010.10.06 20:26 | カバー

萩尾望都が描く中島みゆき「遍路」

ダヴィンチ2010年11月号2010年10月6日発売の「ダ・ヴィンチ」に萩尾先生が中島みゆきの「遍路」をビジュアル化したカラーイラスト(見開き)が掲載されています。

「私の中島みゆきエピソード」という短いコラムも寄せてらっしゃいます。カラオケで「遍路」を歌われるそうです。

半袈裟・輪袈裟をして、右手に金剛杖、左手に持鈴をもっている女性が確かにお遍路さんのスタイルなんですが、白いドレスなんです...。スミレの花をくれた人と屋根にのぼって行った人はわかるんですが、黄色いスカーフの彼は誰なんでしょう?前借りをして雲隠れした人かな?

Webダ・ヴィンチ

ダ・ヴィンチ中島みゆき特集に萩尾望都らがイラスト寄稿(コミック・ナタリー)

2010.10.06 16:02 | 単発のイラスト