2016年9月20日

「手塚治虫文化賞受賞作家が選ぶBest of 手塚's Work」に萩尾先生推薦作品が収録されています。

手塚治虫文化賞受賞作家が選ぶBest of 手塚's Work2016年9月20日、「手塚治虫文化賞受賞作家が選ぶBest of 手塚's Work 」が刊行されました。手塚治虫文化賞20周年の一環だと思います。

手塚治虫の短編の中から、「これぞ傑作! 」という作品を8名の手塚治虫文化賞作家が選んだもので、選者は8名。収録作品は以下の通りです。
萩尾望都「ジョーを訪ねた男」
浦沢直樹「安達が原」
諸星大二郎「人間牧場」
こうの史代「ゴッドファーザーの息子」
ヤマザキマリ「ガラスの脳」
村上もとか「マンションOBA」
岩明均「紙の砦」
今日マチ子「カノン」

「ジョーを訪ねた男」は1968年9月に『プレイ・コミック』誌にて発表された作品で、「空気の底」という連作短編シリーズの一編。ベトナム戦争にからめた差別をめぐる物語です。非常に内容の濃い16ページの作品となっています。
萩尾先生の「半神」も16ページによくこれだけ詰め込んだと言われますが、その源流は手塚作品にありました。

1ページ、推薦の言葉を添えられています。

エッセイ