2018年3月18日

萩尾望都SF原画展福岡会場に行ってきました

北九州漫画ミュージアム入口萩尾望都SF原画展福岡会場に行ってまいりました。3月17日(土)〜5月20日(日)の2ヶ月にわたる原画展は北九州市小倉にある北九州漫画ミュージアムで開かれます。小倉駅の目の前にある「あるあるcity」というビルの5Fと6Fです。

北九州漫画ミュージアム下原画の内容は東京会場の次の新潟会場よりどっと増えた分のままですので変わりません。国内に数カ所しかまだありませんが、新潟に引き続き漫画専門の美術館なので、とても見やすいです。絵への距離、高さ、照明、順路など、どれも計算されて的確です。一番良かったのは照明で、明る過ぎず暗過ぎず、方向も細やかに調整されていて、こういう点が見る者には一番ありがたいです。

黒い背景に銀の額で原画が並んでいて、萩尾先生もトークイベントで冒頭でおっしゃったように、宇宙空間のようです。途中奥地に入り込んでしまうところもありましたが、おおむねわかりやすい順路でした。高さといい、明るさといい、すごく適切なので、順路通り進んでいくと自然と絵に集中出来るようにつくられています。

萩尾望都SF原画展福岡会場壁や床が黒いのは新潟も同じです。床の方は普段はピンクと緑色だそうですが、それはちょっと厳しいので、わざわざ黒い床を引いて下さってありがたいです。
新潟の方が空間としては広くて居心地は良いと思うのですが、広過ぎて「うわーこんなにあるのか」という見通しが立ってしまい、私なぞは物量がプレッシャーになるタイプなので、返ってストレスでした。でも一方で見通しが立たないと不安な方もいるのでしょうから、どちらが良いとは言えないでしょう。私は先が見えない方が今ある絵に集中するのですが、福岡会場では「え、まだあるの?」という声が聞こえてきました。400点ですから、それはやはりすごい量なんです。

萩尾望都SF原画展福岡会場北九州漫画ミュージアムはビルの2フロアで、新潟ほど広くはないので、狭い空間を工夫してつくられていて、タペストリーや二次資料の場所になるほどと納得させられることが多かった。これまではずっとガラスケースの中にあった「11人いる!」のプロットが原画と並んで展示されていたのですが、これだけのために一つケース置けなかったのでは?と拝察。でもケースの中にあるより読みやすくてよかったです。

萩尾望都SF原画展福岡会場神戸のように天井も高い広い一般的な美術館でたくさんのタペストリーが並んでいるのも壮観ですが、この狭い空間がサイズの小さい絵には集中しやすい。原画の配列も概ねわかりやすく、素直な感じでした。「精霊の森」がぽんと一枚だけあったのが、かえってよかった。あの絵はファン的には最も知られていない、目玉の絵ですから。

萩尾望都SF原画展一つの原画展を見続けていると、それなりには見るポイントが出来てくるものですね。でも毎回新しい気持ちで原画を拝見しているのです。前も見たから‥とは思いません。今回の展示は特にそう思いました。リストがあるから安心してしていられるという心理的なポイントもあるのかも。でもそれって多分私だけの話ですね(笑)。

この会場で二点だけ増えたものがあります。原画ではなく、二次資料で、しかも翻訳本。「バルバラ異界」3冊と「銀の三角」3冊。後者は2巻ですがセットになったものが1冊追加されていました。ところが、これが何語かわかりません。判明できたら情報をアップします。

萩尾望都SF原画展東京から小倉の展示までいく方は少ないでしょうけれど一応東京からの行き方です。羽田から北九州空港へ飛んで高速バスで40分くらいで小倉に着きます。福岡まで飛んで地下鉄で博多まで行き、新幹線に乗れば15分で小倉に着きます。福岡は空港から新幹線の博多駅まで6分で早い。北九州空港出るとすぐに小倉行きのバスに乗れ、本数もわりとありますね。ただ福岡経由の方が便数が多いので時間の調整がききます。あとは諸条件で決まると思います。

小倉は遠かったのですが、北九州漫画ミュージアムは以前から一度行ってみたかったので良い機会でした。できれば木原敏江展も一緒にみたかったのですが、1週間後のオープンとのこと。イベントがあるので私は萩尾展のオープン日に行くよりほかなく、ちょっと残念でした。

原画展の詳細は新商品含めそのうちアップします。
また、オープニングイベントの方も追ってアップしていきます。
萩尾望都SF原画展公式サイト

P.S. JR小倉駅の改札を出ると目の前がこんな感じ。
JR小倉駅JR小倉駅

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