単行本

小説・戯曲・評論・エッセイ集・対談集

一度きりの大泉の話

一度きりの大泉の話

発行所河出書房新社
初版発行2021.4.30
定価1,980円
ISBNISBN978-4-309-02962-7

目次

目次 p6~8
前書きp2~5
出会いのこと――1969年~1970年p13~40
大泉の始まり――1970年10月p42~44
竹宮惠子先生のことp46~49
増山さんと「少年愛」p50~63
『悲しみの天使(寄宿舎)』p64~89
『11月のギムナジウム』p90~100
1971年~1972年 ささやななえこさんを訪ねる p102~120
1972年『ポーの一族』p122~129
海外旅行 1972年9月p131~142
下井草の話 1972年11月末~1973年4月末頃p143~146
『小鳥の巣』を描く 1973年2月~3月p147~165
緑深い田舎p166~168
引っ越し当日 1973年5月末頃p170~173
田舎と英国 1973年p174~182
マンガ「ハワードさんの新聞広告」p183~213
帰国 1974年p214~215
『トーマの心臓』連載 1974年p216~230
『ポーの一族』第1巻 1974年p231~239
オリジナルであろうと、原作ものであろうとp240~247
アシスタントをお断りした話p248~253
城章子さん、怒る 1975年p254~265
―嫉妬―「少女漫画革命」に邪魔な存在とは?p266~270
排他的独占愛p271~275
鐘を鳴らす人p276~279
BLの時代p280~283
それから時が過ぎる 1974年~2017年p284~292
1974年~2017年の大きな出来事はp293~301
佐藤史生さんの幸福な時間p302~307
大泉サロン? 知りませんがp308~313
お付き合いがありませんp214~330
あとがき(静かに暮らすために)p331~335
「萩尾望都が萩尾望都であるために」(城章子)p337~350
萩尾望都が1970年代に描き溜めた未発表スケッチ p9, 41, 45, 68~79, 92, 101, 113, 121, 130, 169, 336, 351

本書は1970年代の一時期を過ごした“大泉時代”の回想、そして現在の心境について綿密に綴られた萩尾さんによる12万字の書き下ろしエッセイです。
少女漫画の礎を築いた伝説的女性漫画家たちの若き日々について、これまで萩尾さんご自身の口から直接詳しく語られることはありませんでした。本書には、萩尾さんが体験した大泉での日々、そしてさまざまな出会いと別れについての全てが書かれています。 表紙を飾る装画は『ポーの一族』連載時に描かれた絵で、1976年発行の雑誌に一度掲載され、以降単行本にも収載されていない大変貴重なものです。また、当時の未発表スケッチや31ページの漫画も収載しています。

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