2009年12月16日

「萩尾望都原画展」に行って来ました

萩尾望都原画展の入り口 初日午後に行ってきました。記録の方はこちら

朝は並んだ方もいたようで、午前中は結構混んでいたようです。午後3時過ぎ頃行ったのですが、結構人は入っていました。40~50代の女性が多いとお見受けしましたが、30代の方もちらほらといらっしゃいました。比較的ゆったりと見ることが出来ました。

作品点数が多いため、気合いが入りすぎたせいでしょうか。たいへん疲れました。どれもこれも感動してしまい、言葉になりません。一度見ただけではとてもとても消化しきれませんので、せめてもう一度行かないといけないなと思いました。

絵はたいへん保存状態も良く、美しいです。カラー絵が中心ですが、短編全部というのがあって、感激しました。「半神」と「柳の木」です。萩尾先生のたくさんある短編の中でも最高傑作と言われる2作品です。ほかに「小夜の縫う浴衣」のページが複数展示されていたり、「トーマの心臓」のあの有名な一節の手紙が書かれた扉絵があったりと、ため息ばかりが出ました。

好きな絵、素晴らしい絵ばかりなので、特にどれが印象に残ったか、ということは言えませんが、本当に個人的な思い入れの強いのが私の場合「メッシュ」で、しかも「ミロン」is No.1なので、「耳を傾けて」が一番好きなのです。思い切り長い間見ていました。「革命」の扉絵が版画になっていましたが、これが「耳を傾けて」だったら、本当にうれしかったなと思いました。

「海のアリア」で3人で泳いでいるところやクリヤファイルにもなっている「メッシュ 苦手な人種」、「X+Y」とかが好きですね。ほかにもたくさんあって数えきれません。

地方展も計画されているようですが、場所は未定とのこと。行ってみて、やはりこれだけの作品点数が展示できるスペースがある会場は東京以外では非常に少ないのでは?と実感しました。これだけの会場をもっている地方都市となると限られているでしょう。なかなか難しいのでしょうね。でも、なんとか実現出来るよう、主催者の実行委員会の方には頑張ってもらいたいものです。

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