受賞

「CATARSIS」が「MANGA BARCELONA」の女性向けマンガ章受賞

catarsis2019年10月31日、スペインの出版社、Tomodomo社が萩尾望都先生のパーフェクトセレクション9巻自選短編集「半神」を翻訳した「カタルシス」で「マンガ・バルセロナ」の女性向けマンガ賞を受賞したそうです。

「マンガ・バルセロナ」は2019年10月31日~11月3日、スペインのバルセロナで開催されていたマンガのフェスティバルで、文化庁のメディア芸術海外展開事業の一環でもあり、日本からの参加者もいました。
メディア芸術海外展開事業 第25回マンガ・バルセロナ

Manga Barcelona公式サイトの「Major Josei」にあります。 

「Catarsis」スペイン語版の詳細。中身はパーフェクトセレクションの「半神」ですが、表紙とタイトルが違います。

2019.11.06 23:12 | 受賞

萩尾望都先生が令和元年度文化功労者に選出されました。

お花萩尾望都先生が令和元年度文化功労者に選出されました。
おめでとうございます。

文化功労者は日本において文化の向上発達に関し特に功績顕著な方を指す称号です。
漫画家としては横山隆一先生(平成6年度)、水木しげる先生(平成22年度)、ちばてつや先生(平成26年度)に次いで4人目、女性漫画家としては初の選出となります。
19年度の文化勲章受章者・文化功労者 主な業績(日本経済新聞)

萩尾先生がこれまでの漫画文化の発展に尽くされた功績が高く評価されたこと、心からお喜び申し上げますとともに、今後ますますのご活躍をお祈り申し上げます。

尚、顕彰式は11月5日に東京都内のホテルで開かれます。

2019.11.5追補
11月5日、午前中、ホテル・オークラにて文化功労者・文化勲章受章者の顕彰式が行われました。午後からは皇居宮殿にてお茶会です。本物のパレスで陛下に拝謁された模様。

令和元年度文化功労者顕彰式

両陛下、文化勲章受章者ら招き茶会 坂東玉三郎さんなど(朝日新聞)

2019.10.29 11:30 | 受賞

萩尾先生が第3回マンガ郷いわて特別賞を受賞されました

マンガ郷いわて特別賞2018年11月28日、萩尾望都先生が「マンガ郷いわて特別賞」を受賞されたことが発表になりました。
「マンガ郷いわて特別賞」は岩手県主催の賞で、岩手県の魅力発信や文化振興、復興等に貢献した人を表彰するもので、2016年11月に創設され、今年で3回目。第1回は松本零士先生、第2回はさいとうたかを先生が受賞されています。
いわてマンガ大賞

表彰式は「第8回いわてマンガ大賞」コンテストの表彰式に引き続いて開かれます。萩尾先生と達増・岩手県知事との対談も行われるようです。

「第8回いわてマンガ大賞及び 第3回マンガ郷いわて特別賞表彰式」
日時:2018年12月15日(土)14:00~15:00
会場:イオンモール盛岡 イーハトーブ広場(岩手県盛岡市前潟4-7-1)
式次第:
14:00~14:30:第8回いわてマンガ大賞表彰式
14:30~14:40:第3回マンガ郷いわて特別賞表彰式
14:40~15:00:萩尾望都先生、達増拓也岩手県知事記念対談
詳細はこちら

このトークショーへの観覧はどうなっているのかわかりません。
イオンモール盛岡 イーハトーブ広場
会場はイベントスペースになってますが、ショッピングモールの中なので上の方からも見えそう。
詳細は岩手県文化振興課文化交流担当(019-629-6286 平日9:00〜17:00)に問い合わせてみてください。

2018.11.28 18:05 | 受賞

萩尾望都先生が第52回JXTG児童文化賞を受賞されることが発表されました

JXTG児童文化賞2017年8月16日、萩尾望都先生が第52回JXTG児童文化賞を受賞されることが発表されました。おめでとうございます。(→プレスリリース

JXTG児童文化賞は1966年に創設され、今年で52回目を迎える歴史ある賞です。日本の児童文化の発展・向上に大きく貢献した個人または団体をたたえることを目的とし、毎年1個人または1団体が選ばれ、トロフィーと副賞賞金200万円が贈られます。受賞者は作家、学者、研究者、評論家、歌手、俳優、人形劇の祭典、ミュージカル主宰者など、毎児童文化の各種分野から幅広く受賞者が選ばれています。昨年の受賞者はあまんきみこさん、その前は五味太郎さん。遡ると、椋鳩十、松谷みよこ、長新太、山中恒児、佐藤さとる、今江祥智さんなど、名だたる児童文学作家、絵本作家が受賞されている賞です。,漫画家としては初の受賞となります。
賞の詳細はこちら(PDF)

萩尾先生の受賞理由は以下の通りです。

1970年代に、『ポーの一族』、『トーマの心臓』、『11人いる!』を皮切りに少女漫画の世界を、少年たちの未分化で妖しく、美しくはかない世界の交流へと変身させ、児童文化に新しい風を吹き込んだ。そのみずみずしい感性は、『ウは宇宙船のウ』や『百億の昼と千億の夜』などのSF、『イグアナの娘』、『残酷な神が支配する』などのサイコ・サスペンスへと結晶し、現代社会の諸問題を扱って人々に衝撃を与えた。時空間を自在に超える視野と、スケールの大きい世界の中で人間存在を見つめる鋭い眼を持ち続け、現代社会に新しい提案を発し続けている。東日本大震災の後は、原発事故を扱った『なのはな』などで現代を問い続けている。児童文化の世界にとどまらない多彩な内容の作品で、漫画を、文学を感じさせる高みへ引き上げた多大な功績は高く評価される。(児童文化賞選考委員会)

プロフィール等続きはこちら(PDF)


JXTGって聞き慣れない名前ですね。JXTGホールディングスは2017年4月のJXグループと東燃ゼネラルグループが経営統合された企業です。1966年から2016年まで活動してきた「東燃ゼネラル児童文化賞」がこの経営統合を機に、今年度より名称が変更されたようです。
尚、経営統合の前のJXグループの中には新日本石油がおり、この新日本石油の方で行われてきた「JX-ENEOS童話賞」の方はまた別に続いています。こちらは作品を募集する形での童話のみの賞です。混乱しやすいので追記しておきます。JXTGの方は児童文化賞のほかに音楽賞があります。

児童文化賞の歴代受賞者はこちら。


贈賞式は2017年9月28日(木)にホテルオークラ東京にて開催され、受賞者にトロフィーと副賞賞金200万円が贈呈されます。去年までは記念公演として児童文化受賞者は講演を、音楽賞受賞者のコンサートが開かれていたようですが(児童文化賞・音楽賞 受賞記念公演)、今年はどうなんでしょうね?

2017.08.17 18:54 | 受賞

萩尾望都先生が2016年度の朝日賞を受賞されることが発表されました。

朝日賞 正賞ブロンズ像2017年1月1日、萩尾望都先生が2016年度の朝日賞を受賞されることが発表されました。受賞理由は「漫画表現の革新と長年にわたる創作活動」です。萩尾先生、並びに長年萩尾先生を支えられたスタッフの皆さま、おめでとうございます。

朝日賞、3氏1団体(朝日新聞1面)
朝日賞のみなさん(30面)

朝日賞は朝日新聞社が主催する賞で、学術、芸術などの分野で傑出した業績をあげ、わが国の文化、社会の発展、向上に多大の貢献をされた個人または団体に贈られるものです。昭和4年に制定されて以来、昭和20年の一度だけ中止されましたが、ずっと続いている賞です。年に4~5人選出され、正賞のブロンズ像と副賞500万円が贈られます。

漫画家としては1987年の手塚治虫先生、2008年の水木しげる先生に続き、3人目です。文化人、芸術家に授与される民間の賞としては、日本では最大級のものです。

朝日賞(朝日新聞社)

例年1月1日に発表され、1月末頃に帝国ホテルで贈呈式と祝賀パーティーが開かれます。今年は1月30日です。萩尾先生はお着物でおいでになるのでしょうか?楽しみです。

2017.01.01 5:01 | 受賞

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