2019年6月 2日

スタジオライフの音楽劇「11人いる!」を観てきました

音楽劇11人いる!2019年6月2日(日)劇団スタジオライフ「音楽劇 11人いる!」を拝見してきました。千秋楽ですみません。いつも早めに行かなきゃと思うのですが。
2011年の「11人いる!」2013年の「続・11人いる!」も観ました。華やかでスピーディーで大がかりな舞台でよかったです。
今回、舞台装置はよりシンプルになりましたが、引き続き衣装は華やかです。11人がそれぞれ違う星、違う星系の出身者の集合で多様性社会の表現でもあるわけなのでわかりやすい。

さて、当たり前過ぎるだろうと言われるかもしれませんが「11人いる!」は本当におもしろいですよね。素晴らしいSF映画を1本観た充足感はたまりません。サスペンス仕立てで緊張感を高めながら、クスッとさせられたり、ほろっとさせられたり。緊張する→弛緩させる→盛り上がる→緩む、の繰り返し。そのリズムにすっかり乗っていくととても心地よいのです。ちょっとロマンティックな部分もあったり。こうやって生身の人が演じると、より増幅される感じがします。作品の中ではさらっとしてたところがいいタダの「ぼくと結婚しなよ」が普通のプロポーズっぽく大事になるのもまたよしですよね。

さて、今回すごく気になったのが音楽の部分。詞はもちろん脚本の倉田淳さんです。7曲ありました。うち4曲しかわかりませんでしたが、既存のヒット曲でした。

Fantasy / Earth Wind & Fire
I need to belive in love(青春の輝き) / Carpenters
Dream Polics / Cheap Trick
Don't Stop Believin' / Journey


さて、こちらはどなたの選曲なのでしょう?倉田さんご自身でしょううか?1970年代~1980年代の曲ばかりで、世代がわかります。

何故音楽劇に、というのは何となくこれをもって高校演劇界に進出するからかなぁと思いました。確かに単純に音楽を楽しむ時間ができることは緊張感を和らげて愉しい気持ちにはさせますからね。

「音楽劇 11人いる!」
公式サイト
日時:2019年5月18日(土) ~ 6月2日(日)
会場:あうるすぽっと

出演:
タダトス・レーン:関戸博一(amoチーム) / 松本慎也(pacoチーム)
フロルベリチェリ・フロル:松本慎也(amoチーム) / 伊藤清之(pacoチーム)
マヤ王バセスカ:宮崎卓真(amoチーム) / 曽世海司(pacoチーム)
ソルダム四世ドリカス:千葉健玖
アマゾン・カーナイス:牛島祥太(amoチーム) / 宮崎卓真(pacoチーム)
チャコ・カカ:高尾直裕
ドルフ・タスタ:若林健吾
トト・ニ:鈴木宏明
ヴィドメニール・ヌーム:宇佐見輝
ガニガス・ガグトス:船戸慎士
グレン・グロフ:曽世海司(amoチーム) / 藤原啓児(pacoチーム)

劇団スタジオライフ『音楽劇 11人いる!』6/2まで上演中!(演劇キック)

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