2013年1月10日

「トーマの心臓」フランス語版が発売中です

le coeur de thomas過日お知らせしました「トーマの心臓」フランス語版が12月5日に本国で発売されました。手元に入りましたので詳細をお知らせします。

→書誌事項:翻訳 - フランス語

●入手方法
<1>海外のネット書店で購入
代表的なところではamazon フランスで扱っています。amazonのアカウントは日本と中国は別ですが、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、カナダ、イタリア、スペインの7カ国は共通です。そのため、amazon.comで英語でアカウントだけ作成しておけば、フランス語でいきなり買うよりは比較的楽なのではないかと思います。

2013年1月の時点で、本代が18ユーロ、送料が11.5ユーロ、合計29.5ユーロ。日本円で3,394円になります(レートは変動します)。おそらくスピードはこれが一番早いかと思います。

<2>日本のネット書店で購入
紀伊國屋book webで扱っています(→Le Coeur de Thomas)。2013年1月現在で2,837円で入荷時間は6~9週間となっていますが、変動すると思います。

<3>日本のリアル書店で購入
私は紀伊國屋書店洋書部にて購入しました。直接書店へ行って予約注文したので2,588円、入荷までは3週間でした。お値段や入荷時間はレートによるので、タイミングによって違うと思います。また、丸善の洋書部や欧明社などでも扱っていると思いますので、問い合わせてみて下さい。

KAZÉのページにTRAILERがあがっています。これを見ると、萩尾先生のおっしゃるように、マンガは小説ではなく映画なんだということがよくわかります。日本の出版社にもこういうの作って欲しい...。

翻訳者のお一人、関口涼子さんはフランス在住の詩人の方で、昨年5月に開催されたジャパン・エキスポの招待作家のお一人です(日本人作家がパリで注目された春―日本文学がもたらす喜ばしい邂逅 パリ国際ブックフェアに参加して)。また、もうお一人の鵜野孝紀さんはBDの世界では知られた翻訳者の方です。フランス語業界にまるで詳しくないのですが、なんだか大物を揃えられたのではないでしょうか?
また、奥付には関澄かおるさんが「レタリング&レイアウト」でお名前があがっていたのですが、吹き出しの文字の文字種やレイアウトをデザインされたのかなと推察しています。

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